山口 素絢(やまぐち そけん・1759-1818)先生に学ぶ

『倭人物画譜』(やまとじんぶつがふ)

成立年 1799年

場所  京都

巻冊数 6巻6冊

洒脱に描き出す同時代のひとこま

素絢は円山応挙と呉春に学び、当世美人画を得意とした。やわらかくのびやかな線が特徴で、この画譜にも人びとの豊かな表情や姿態が軽妙なタッチで描かれている。模写をした箇所に登場する行列の人物たちは、一人ひとりのキャラクターが際立っており、セリフまで聞こえてきそうだ。一番後ろの人の、なんともお疲れ様ですと言いたくなるような顔など絶妙である。


・東京藝術大学附属図書館本(上中下1冊) 国文学研究資料館 新日本古典籍総合データベース DOI:10.20730/100266225

・東京藝術大学附属図書館本(3巻3冊) 国文学研究資料館 新日本古典籍総合データベース DOI:10.20730/100266226

・国文学研究資料館本(6巻6冊 後編は1804年) 国文学研究資料館 新日本古典籍総合データベース DOI:10.20730/200017182

・国文学研究資料館本(3巻3冊) 国文学研究資料館 新日本古典籍総合データベース DOI:10.20730/200010548

・金沢美術工芸大学附属図書館本(上中下3巻3冊) 金沢美術工芸大学附属図書館 絵手本DB 46

・Ebiコレクション本(上中下1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース Ebi0559

・The British Museum本(3巻3冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JH184

・The British Museum本(3巻3冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JH193

・The Metropolitan Museum本(3巻3冊) The Met Collection 2013.826a–c


<模写について>

模写したページ https://www.dh-jac.net/db1/books/results1280.php?f1=Ebi0559&f12=1&enter=portal&lang=ja&skip=51&-max=1&enter=portal&lang=ja

模写の方法 PC画面を見て臨模

使用した紙 永豊(中国紙、100枚 600円)

使用した筆 精品双料小写巻(善璉湖製、480円)

使用した墨 濃墨液(古梅園製、200ml 800円)


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山口素絢先生の ほかのおすすめ絵手本

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『素絢画譜草花之部』(そうけんがふそうかのぶ)

成立年 1806年

場所  京都

巻冊数 上中下3冊


・The Metropolitan Museum本(3巻1冊) The Met Collection立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース 2013.828

・Ebiコレクション本(上中下3冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース Ebi0846

・Ebiコレクション本(上中下3冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース Ebi0409


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『素絢山水画譜』(そけんさんすいがふ)

成立年 1818年

場所  京都

巻冊数 上下2冊


・The Metropolitan Museum本(上下2冊) The Met Collection立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース 2013.829a, b

・The British Museum本(上下2冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JH520

・UC Berkeley East Asian Library 本(上下2冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース UCB-hp4067

・Ebiコレクション本(上下2冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース Ebi0370

・Ebiコレクション本(下のみ1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース Ebi0569

デジタルアーカイブ模写派!

かつての画家たちが、なんども筆でうつし、まなび、脈々と我が物にしてきた、絵画の教科書「絵手本」。 絵手本にならうことは、実際には会うことの叶わない、いにしえの名人たちとの対話であり、また、学習の時間でもありました。 いまは、検索によってそれらをWEB上で自由に見ることができる時代です。 このサイトでは、絵を描くものの目線で「学びたい」と思う絵手本のデジタルアーカイブを集めてみました。